40年超運転の高浜原発1、2号機について、原子力規制委が火災防護設備が不十分だと指摘したため、6月初旬~7月中旬の予定だった再稼働時期がいずれも遅れることになりました。
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高浜原発1・2号機の再稼働に遅れ、6月初旬~7月中旬予定がずれ込み…夏の需給に影響も
読売新聞オンライン 2023/5/2
運転開始から40年を超えた高浜原発1、2号機(福井県高浜町)について、関西電力は2日、6月初旬~7月中旬の予定だった再稼働時期がいずれも遅れると発表した。原子力規制委員会に火災防護設備が不十分だと指摘されたため。関西での今夏の電力需給への影響が懸念される。
【図表】原子炉停止のイメージ
関係者によると、1号機は6月初旬の予定が約1か月ずれ込む見通しで、2号機は未定だという。
高浜1、2号機は2011年に定期検査で停止した。規制委が16年に原則40年とする運転期間の延長を認可し、福井県が21年4月、再稼働に同意。関電は新規制基準で設置が義務づけられたテロ対策施設が完成後に順次再稼働の予定だったが、規制委が3月、内部の火災防護設備が十分でないと指摘した。
関電は対策工事を進めているが、規制委の認可や現場確認が必要で、予定通りの再稼働は難しいと判断したという。
関電・高浜原発 対策工事のため再稼働遅れる見通し
テレビ朝日系(ANN) 2023/5/3
福井県の高浜原子力発電所1号機と2号機の再稼働が遅れる見通しとなりました。
関西電力は、運転を休止している高浜1号機と2号機をそれぞれ6月と7月に再稼働させる予定でした。
しかし、原子力規制委員会の指摘で建物内の火災防護対策の工事が必要となりました。
対策工事後に規制委の審査と認可が必要となるため、スケジュールを遅らせたということです。
この夏の電力の安定供給に支障はない見込みです。