韓国原子力研究院の朱漢奎(チュ・ハンギュ)院長は24日の国会科学技術情報放送通信委員会で、福島第1原発の処理済み汚染水について、「飲用水の基準をはるかに超えるため、飲んではいけないというのが公式の立場」と答弁しました(トリチウムの許容濃度は1万ベクレル/ℓとも)。
それは英オックスフォード大のアリソン名誉教授が今月、ソウル市内で開かれた韓国原子力研究院共催の記者会見で、ALPSで処理した1リットルの水が私の前にあれば飲むことができる」と発言したことに関連するもので、アリソン氏がトリチウム(三重水素)濃度62万ベクレル/ℓの水が飲めるというのは確かに暴論と思われます。そもそもトリチウムの場合はそれを飲用すると体内被曝とは別にDNAを破壊する惧れがあります。
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福島原発汚染水 「飲んではいけない」韓国原子力研究院長
聯合ニュース 2023/5/24
【ソウル聯合ニュース】韓国原子力研究院の朱漢奎(チュ・ハンギュ)院長は24日の国会科学技術情報放送通信委員会で、東京電力福島第1原発の処理済み汚染水について、「飲用水の基準をはるかに超えるため、飲んではいけないというのが公式の立場」と答弁した。
放射線・核物理学専門家である英オックスフォード大のアリソン名誉教授が今月、ソウル市内で開かれた韓国原子力研究院共催の記者会見で、福島原発の汚染水の危険性が誇張されたとして、「多核種除去設備(ALPS)で処理した1リットルの水が私の前にあれば飲むことができる」と発言し、論争が起きている。
朱氏は「汚染水のトリチウム(三重水素)の濃度は(1リットル当たり)平均62万ベクレルだが、飲用水の基準は1万ベクレル」として、「アリソン教授の発言は個人の突出的なものだった。研究院は常時飲用してはならないという報道資料を出す予定」と明らかにした。