環境省が福島原発事故の除染作業で出た汚染土の再利用実証事業を所沢市で計画していることに対し、同市の市民団体「埼玉西部・土と水と空気を守る会」は9日、事業の中止を求める環境相宛ての署名簿を環境省に提出しました。
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所沢の市民団体、除染土再利用で環境省に反対署名提出
東京新聞 2023年5月10日
環境省が東京電力福島第一原発事故の除染作業で出た汚染土(除染土)の再利用実証事業を埼玉県所沢市で計画していることに対し、同市の市民団体「埼玉西部・土と水と空気を守る会」(前田俊宣・事務局代表)は九日、事業の中止を求める西村明宏環境相宛ての署名簿を環境省に提出した。署名は二千八百七十五人分。
守る会などは先月にも「住民合意なき事業の中止」を求める署名を藤本正人市長宛てに提出している。
環境相宛ての署名では「今後の汚染土壌の再利用実施についてもさまざまな意見があり、国民的合意がなされたといえる段階にない」として、事業の中止を求めている。(中里宏)