2023年10月11日水曜日

11- 処理水放出でロシアに説明 テレビ会議で 今後も対話継続で一致

 ロシア当局から「10月16日までに放射性物質のトリチウム残留量や輸出用の水産物の放射性物質検査方法に関する情報を提供するよう要請」されていた件で、政府は10日、ロシアの衛生当局などテレビ会議を開き、日本産水産物の安全性などについて、科学的根拠に基づく説明を行いました。日露両国は、今後も対話を継続していくことで一致しました。

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処理水放出でロシアとテレビ会議 日本は科学的根拠に基づき説明 対話継続で一致
                      FNN(フジテレビ系) 2023/10/10
福島第一原発の処理水の海洋放出を巡り、政府は10日、ロシアの衛生当局などに対するテレビ会議を開き、日本産水産物の安全性などについて、科学的根拠に基づく説明を行った
処理水放出を巡っては、ロシア当局が9月26日、日本に対し「10月16日までに放射性物質のトリチウム残留量や輸出用の水産物の放射性物質検査方法に関する情報を提供するよう文書で要請した」と発表し、協議を求めていた。
テレビ会議形式で10日に行われた日露省庁間対話で、日本側は、ロシアが求めていた水産物における放射性物質の検査方法などについて説明。
また、日本産水産物の安全性について、「科学的根拠に基づいた説明」を行った。
その上で、日露両国は、今後も対話を継続していくことで一致した。
日本の外務省は発表文で、「ロシアに対しても高い透明性をもって科学的根拠に基づく説明を引き続き誠実に行っていく」と強調している。
今回の会議には、日本側から外務省、農林水産省、水産庁、厚生労働省、経済産業省、原子力規制庁が参加。
ロシアからは、動植物衛生監督庁、国立水産物・水産養殖物安全センター、沿海地方動物衛生研究所が参加した。