2023年10月25日水曜日

「海洋放出は公害、一刻も早くやめて」 首相官邸前で抗議活動

 福島第1原発汚染水をアルプスで処理した水の2回目の海洋放出が始まった24日、首相官邸前で市民団体らが抗議活動を行い、参加者たちは「福島の海を汚すな!」と声を上げました。「さようなら原発1000万人アクション実行委員会」が呼びかけて、第1回目の海洋放出が始まった8月24日にちなみ、9月から毎月24日に行うことにしたもので、この日は約40人が集まりました。
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「海洋放出は公害、一刻も早くやめて」処理水放出開始から2カ月、首相官邸前で抗議活動
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 東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で、汚染水を浄化処理した後の水の海洋放出が始まり2カ月となった24日、東京・永田町の首相官邸前で市民団体らが抗議活動を行った。参加者たちは「福島の海を汚すな!」と声を上げた。
 活動は「さようなら原発1000万人アクション実行委員会」が呼びかけ、海洋放出が始まった8月24日にちなみ、9月から毎月24日に行うことにした。この日は、約40人が集まった
 参加者たちは、放出されている水が事故時に溶け落ちた核燃料(デブリ)に触れていることを問題視している。東京都大田区の養護教諭、菅野幸枝さん(59)は「一刻も早く海洋放出はやめて、陸上で保管するべきだ。海洋放出は公害だという思い」と話した。
 処理水の海洋放出は今月23日に2回目を終えた。本年度はあと2回の放出が計画されている。(渡辺聖子)