2023年10月18日水曜日

柏崎刈羽原発再稼働 花角知事は「原発避難道路の整備はひとつの材料」と

 花角新潟県知事は、柏崎刈羽原発の事故が発生した際の避難道路の整備について「整備の見通しが立っているかは一つの判断材料になる」との認識を示しました。
 しかし問題は際に安全な避難が出来るかどうかであって、整備の見通しが立っているかどうか」ではありません。そもそも避難検証委員会は、避難の確実性に関して456項目の課題があると指摘しています。それらをキチンと受け止めているのかが疑われる話です。
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柏崎刈羽原発の“再稼働の判断” 新潟県・花角知事「原発避難道路の整備はひとつの材料に」
                        BSN新潟放送 2023/10/17
新潟県の花角知事は、柏崎刈羽原発の事故の際の避難道路の整備について「整備の見通しが立っているかは判断材料になる」との認識を示しました
17日に閉会した新潟県議会の9月定例会。物価高の対策やこの夏の高温による農業被害への対策など、およそ107億9000万円の補正予算案などが可決しました。
福島第一原発事故の“県独自の3つの検証”の総括が終わり、議会での花角知事の発言が注目される中、知事が国に直接要望していた原発事故が発生した際の避難道路の整備について「再稼働の判断を行う上での、一つの材料になる」との認識を示しました

新潟県 花角英世知事
「要望しているものというのはおそらく何年もかかる。場合によっては、10年を超えるようなプロジェクトになるものもあるので、『どこまで進んだ、見通しが立っているか』とか、そうしたことが判断の材料になるということだと思います」
また、花角知事は「柏崎刈羽原発の地域経済効果についての調査も検討している」と述べ、再稼働是非のさらなる判断材料を集める作業が具体的に始まろうとしています。