2023年10月18日水曜日

柏崎刈羽原発で安全意識向上へ決起大会 “再稼働”目指し

 東電柏崎刈羽原発で作業事故の防止を誓う大会が10月16日に開かれ、稲垣武之所長は「安全対策工事のゴールが近づいてきている」と述べました。

 41回目となる『安全決起大会』には東電や協力企業の社員およそ170人が参加しました。
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I Dカード不正使用・照明不備・書類紛失
        …柏崎刈羽原発で安全意識向上へ決起大会
                       UX新潟テレビ21 2023/10/16
核セキュリティなどの、不祥事が相次ぎ事実上の運転禁止命令が出されている柏崎刈羽原発で、所員の安全意識向上に向けた決起大会が開かれました。
41回目となる安全決起大会には、東京電力と協力企業の社員167人が参加しました。
冒頭で柏崎刈羽原発の稲垣武之所長は安全意識の高揚と人身災害の防止を呼びかけました。

■柏崎刈羽原発 稲垣武之所長
「ヒューマンエラーというのは仮に一歩間違えると人の命に関わるので日ごろからの対応をお願いしたい。」
柏在刈羽原発では所員によるI Dカードの不正使用など不祥事が相次いだことをきっかけに原子力規制委員会が事実上の運転禁止を命じました。
しかし、今年度も監視用の照明が点灯していなかったり、無断で持ち出した書類を紛失したりするミスが相次いでいます

■柏崎刈羽原発 稲垣武之所長
「ヒューマンエラーによって人身災害が起こる可能性があったというものも発生しているので、どうしてそうなるのか究明をして再発防止をしっかり図っていくのが重要。」
規制委員会による追加検査は続いていて、運転禁止命令解除の見通しは立っていません。


“再稼働”目指し
   … 現場最優先の安全対策で発電所全体の信頼を 柏崎刈羽原発
                        BSN新潟放送 2023/10/17
東京電力柏崎刈羽原発で作業事故の防止を誓う大会が10月16日に開かれ、稲垣武之所長は「安全対策工事のゴールが近づいてきている」と述べました。
『安全決起大会』には、東京電力や協力企業の社員およそ170人が参加しました
柏崎刈羽原発では、けがや熱中症など今年度は16日までに、昨年度より6件多い、合わせて9件の労働災害が起きています。

【柏崎刈羽原発 稲垣武之所長
「安全対策工事関係がかなり進んでいて、ゴールがだんだん近づいてきているかというふうに感じている」
稲垣武之所長は、柏崎刈羽原発7号機の“再稼働”を目指して進めている『安全対策工事』の進捗について「相当進んでいる」と述べた上で、現場の安全を最優先で対応するよう訓示しました。

【柏崎刈羽原発 稲垣武之所長
「まず7号機をはじめ、続いて6号機ということで、安全対策をしっかり仕上げていくということがこの発電所全体の安全性を高めていくことにつながる」
安全対策について地域の信頼を得るために、「確実に一つひとつ仕上げていく」としています。