8月 中国向け水産物の輸出額が大幅減少

　農林水産省が6日に発表した8月の農林水産物などの輸出額は前の年の同じ月と比べ、マイナス7･9％の1034億円でした。
　大きく減少したのは中国向けのホタテやナマコなどの水産物で、輸出額は65･7％減の36億円でした。
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8月 中国向け水産物の輸出額が大幅減少　処理水放出めぐる「禁輸」など要因
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　テレビ朝日系（ANN）　2023/10/6
　8月の農林水産物の輸出額が発表され、中国への輸出が大幅に減少したことが分かりました。
　農林水産省が6日に発表した8月の農林水産物などの輸出額は前の年の同じ月と比べ、マイナス7･9％の1034億円でした。
　大きく減少したのは中国向けのホタテやナマコなどの水産物で、輸出額は65.7％減の36億円でした。
　マイナスは2カ月連続で、23.2％減の77億円だった7月から悪化しました。
　東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出を巡り、中国が7月から日本産水産物に対し検査を強化したことや、8月末から始まった全面的な輸入停止が要因です。
　また、中国の輸入規制で日本産の水産物を扱う飲食店が閉店した影響などもあり、日本酒の輸出額も減少しています。
　農水省は「9月の輸出額は、さらなる影響が懸念される」としたうえで、中国向けの水産物などを他国に振り分けられるよう新たな販路の開拓に力を入れたいとしています。