2023年10月21日土曜日

IAEAがチダイなど採取 中国専門家も参加 処理水放出後初の水産物調査

  19日、アルプス処理水放出後初めて、I AEAが中国の専門家らと福島県産水産物の調査を始め地元で水揚げされたチダイなど6種類を採取しました。

 今回は第三者の立場でカナダと韓国に加え初めて中国の専門家も参加し、水産物に含まれる放射性物質を分析します。
 16日には、I AEAは福島第原発周辺の海水などの調査を開始しました。調査には中国の分析機関が初めて参加しました。
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IAEAがチダイなど採取 中国専門家も参加し処理水放出後初の水産物調査
                        福島中央テレビ 2023/10/19
福島第一原発の処理水放出後初めて、国際原子力機関IAEAが中国の専門家らと福島県産水産物の調査を始めました
10月19日、IAEAの職員などがいわき市の港を訪れ、地元で水揚げされたチダイなど6種類を採取しました
IAEAは水産庁と共同で、2015年から県産水産物に含まれる放射性物質の調査を続けていますが、今回の調査は福島第一原発の処理水の海洋放出後初めてです。
今回は第三者の立場でカナダと韓国に加え初めて中国の専門家も参加し、水産物に含まれる放射性物質を分析します
結果はIAEAが公表するとしています。


福島第一原発の処理水、中国の分析機関も参加しIAEAが海水調査
                           読売新聞 2023/10/16
 東京電力福島第一原子力発電所の処理水海洋放出を受け、国際原子力機関(IAEA)は16日、同原発周辺の海水などの調査を開始した。調査には、IAEAが指名した中国の分析機関が初めて参加した
 23日までの期間中、IAEAと、環境省や水産庁、原子力規制委員会、東電が共同で、原発周辺の海水や魚類などを採取し、各機関で放射能濃度などを測定する。初日は海水と海底土を採取した。データはIAEAが集約し、報告書として公表する。
 調査には、IAEAが指名した中国自然資源省第3海洋研究所、韓国原子力安全技術院、カナダ保健省が第三国の立場で参加している。2014年の調査開始以来、中国の分析機関が選ばれたのは初めて。IAEAは科学的根拠に基づかず放出に反対する中国を加え、より客観的に安全性を検証する狙いがあるとみられる。