2023年10月18日水曜日

原発事故 県の「3つの検証」を批判 前検証総括委員長・池内さん独自の報告書の概要を発表

 前・検証総括委員長の池内了さん9月に会見を開き県による柏崎刈羽原発再稼働に関する「3つの検証」総括を批判し、独自の報告書を年内に公表する意向を示していました。
 16日、池内さんは独自に示す報告書の概要を発表しました。そのなかで池内さんは、「県の報告書の中でクレームをつけたいところやつっこんでほしいと思うところなどをきちんと洗い上げた。そういう意味で本当の総括に近づいている」として、東電の原発事業者としての適格性や、再稼働が農作物など広い範囲に及ぼす影響などを中心にまとめ、95ページの文書になることを明らかにしました
 なお、柏崎刈羽原発再稼働の是非についての言及はないということです。この点は花角知事が執拗に主張したことなので敢えて従ったのでしょうが、報告書を読めば自ずから明らかなので受け流したものと思われます。
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原発事故 県の「3つの検証」を批判 前 検証総括委員長・池内 了さん独自の報告書の概要発表
                        UX新潟テレビ21 2023/10/16
柏崎刈羽原発再稼働の議論の前提となる「3つの検証」について、県による総括を批判する前・検証総括委員長の池内了さんが独自に示す報告書の概要を発表しました。

【動画】前・検証総括委員長の池内了氏 県の原発事故検証総括をどう見たか

池内了前委員長
「県の報告書の中でクレームをつけたいところや意見を述べたいところ、つっこんでほしいと思うところをきちんと洗い上げた。そういう意味で本当の総括に近づいている。」

3つの検証の総括は、池内さんと県との見解の違いから、池内さんの委員長の任期が切れたのち、県が検証総括委員会に代わって報告書を取りまとめました。
池内さんは9月に会見を開き県による総括を批判。独自の報告書を年内に公表する意向を示しています。
16日に改めて会見を開いた池内さんは、独自の報告書の概要を説明。東京電力の原発事業者としての適格性や、再稼働が農作物など広い範囲に及ぼす影響などを中心にまとめ、95ページの文書になると発表しました。
一方で、柏崎刈羽原発再稼働の是非についての言及はないということです。

池内さんの報告書は11月22日に公表される予定です。