2024年2月26日月曜日

高浜4号機の伝熱管の損傷 鉄さびとの接触が原因と

 関西電力は22日、高浜原発4号機定期検査中に蒸気発生器の伝熱管4本の外面に損傷が見つかった件で、蒸気発生器内に生じた鉄さびの塊が原因とする調査結果を原子力規制委に報告しました。今後蒸気発生器内を洗浄し、鉄さびの発生防止を図るということです。
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鉄さびとの接触が原因 高浜4号機の配管損傷 関電
                            時事通信 2024/2/22
 関西電力は22日、定期検査中に配管の損傷が見つかった高浜原発4号機(福井県高浜町)について、蒸気発生器内に生じた鉄さびの塊が原因とする調査結果を原子力規制委員会に報告した。
 今後、蒸気発生器内を洗浄し、鉄さびの発生防止を図るという。当初の4月上旬から遅れる見通しとしていた再稼働時期については未定とした。
 4号機では1月、蒸気発生器の伝熱管全9731本のうち4本で、配管の厚みが減少する「減肉」を確認。小型カメラによる調査で配管外面に3~7ミリほどの傷が見つかった。2次系冷却水に含まれる鉄分が固まった鉄さびの塊も管周辺で見つかっており、運転による振動で配管と繰り返し接触したと推定した。