2024年2月10日土曜日

新潟県知事 東電の信頼回復は「状況見守る」

 新潟県の花角英世知事原子力規制委員会を訪問した後に会見し、柏崎刈羽原発への運転禁止命令の解除が地元の信頼回復につながるか推移を見守る考えを示しました。
 それはよいのですが、県が立ち上げた3つの検証委員会の結論がそれぞれどうであり、避難委員会が指摘した456の課題などについて、県はどのように検討しているのかをそろそろ明らかにすべきです。折角の成果を無駄にすることは許されません。
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新潟県知事、柏崎刈羽巡り規制委から説明 信頼回復は「状況見守る」
                      テレビ朝日系(ANN) 2024/2/9
新潟県の花角英世知事が原子力規制委員会を訪問した後に会見し、柏崎刈羽原発への運転禁止命令の解除が地元の信頼回復につながるか推移を見守る考えを示しました

新潟県 花角英世知事
「3年近い追加検査、そして、また適格性の再評価という議論が丁寧に、そしてまたじっくりと行われた。(新潟県民の)東京電力に対する信頼の回復にどうつながっていくかは、もう少しこれからの状況を見ないと分からない」
 花角知事は原子力規制委員会の事務局である原子力規制庁の片山啓長官と面会し、運転禁止命令を解除した理由や東電が新潟県の柏崎刈羽原発を運営する事業者としての「適格性」を大筋で認めた理由について直接、説明を受けました。
 会談後に会見した花角知事は、それでもなお、東電に対する新潟県民の信頼回復につながるかは状況を見ないと分からないとし、新潟県の技術委員会が今後、始める適格性の議論なども併せて注視する考えを示しました