柏崎市議会の特別委員会で地元の経済団体などが提出した柏崎刈羽原発の早期の再稼働を求める請願が、経済の活性化が期待できるからとして19人のうち14人の賛成で可決されました。
能登半島地震で30キロ圏内住民の確実な避難が不安視されている中、今の段階で再稼働を促進するのは余りにも拙速です。何よりも経済性のみを重視する再稼働派の考え方は大いに無責任です。
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柏崎刈羽原発の経済効果に賛否も 地元経済団体からの早期再稼働求める請願 市議会で可決【新潟】
UX新潟テレビ21 2024/2/27
柏崎市議会の特別委員会で地元の経済団体などが提出した、柏崎刈羽原発の早期の再稼働を求める請願が賛成多数で可決されました。
■柏崎商工会議所 西川正男 会頭
「柏崎刈羽原発で国の新規制基準に適合すると判断された号機について一日も早い運転再開を求めるよう請願します。」
特別委員会の冒頭、請願を提出した市内6つの経済団体を代表して、柏崎商工会議所の西川正男会頭が思いを述べました。
請願では柏崎刈羽原発の早期の再稼働が経済の活性化などにつながるとして、国や県に働きかけるよう求めています。
出席した議員からは、原発の経済効果について賛否の声が上がりました。
■阿部基市議
「5000~6000人の従業員とその家族が柏崎で生活をしているのは事実。この方々の経済効果はある。」
■持田繁義市議
「目指した方向から見ると思ったほどの効果はなかった。原発で使うバルブなどが柏崎のものづくり産業との結びつきがうまくいっていない。」
採決で19人のうち14人が賛成し、請願は可決されました。3月21日の本会議でも採決が行われる予定です。