東電は28日、停止中の柏崎刈羽原発6号機(新潟県)について、核燃料搬入の予定日を2025年6月10日とする工程表を発表し、原子力規制委員会へ変更を申請しました。
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柏崎刈羽原発 6号機核燃料搬入ヘ 来年6月 地元の同意ないまま
しんぶん赤旗 2024年11月29日
東京電力は28日、停止中の柏崎刈羽原発6号機(新潟県)について、核燃料搬入の予定日を2025年6月10日とする工程表を発表し、原子力規制委員会へ変更を申請しました。東電は6、7号機共に再稼働をねらっていますが、地元同意の見通しがなく、工程表で再稼働の時期は未定としています。
同原発6、7号機は2017年に再稼働に必要な規制委の審査に〝合格″しました。しかし、18年以降に他人のIDカードを使用して中央制御室に入室するなどテロ対策に関する不祥事が相次いで発覚。規制委から事実上の運転停止命令を受けました。命令が解除されたのは23年12月。今年4月には7号機で核燃料を搬入しています。
6号機の工程について東電はこれまで燃料搬入時期を今年12月、原子炉起動を25年2月としていました。再稼働には地元自治体の同意が必要となりますが、新潟県の花角英世県知事は態度を明らかにしていません。