福島原発の地上タンクから汚染水が漏洩した問題で31日、約300トンが漏洩したタンクとは別に、8月22日に高線量を確認した2カ所を含む4カ所で、最大毎時約1800ミリシーベルト(mSv) もの高線量が計測されました。1カ所はタンクをつなぐ配管部分で、配管からも漏洩した疑いが生じました。
1800mSvは2秒間浴びただけで年間の被曝限度=1mSvに達し、5時間弱で致死量8Svを超える線量です。
東電が状況を隠すことなく正確に伝えるのは当然の義務ですが、聞けば聞くほど驚くばかりの内容です。
タンクが作り直さないとダメということに加えて、今度は配管までもダメとはつくづくお粗末な話です。
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【原発汚染水】タンク周辺 最大1800ミリシーベルト 配管からも漏洩か
産経新聞 2013年9月1日
福島第1原発の地上タンクから汚染水が漏洩(ろうえい)した問題で、東京電力は31日、約300トンが漏洩したタンクとは別に、8月22日に高線量を確認した2カ所を含む4カ所で、最大毎時約1800ミリシーベルトの高線量を計測したと発表した。1カ所はタンクをつなぐ配管部分で、これまで問題視されていたタンク本体からの漏洩に加え、新たに配管からも漏洩した疑いが浮上した。
今回、新たに高線量を計測した2カ所のうち1カ所では、タンク2基をつなぐ配管から90秒に1滴の間隔で、水が漏れるのを確認、毎時約230ミリシーベルトが検出された。配管下の地面には約20センチ四方の変色した痕跡があった。このほか、別のタンクからも毎時約70ミリシーベルトを新たに計測した。
残りの2カ所は、8月22日に毎時約100ミリシーベルトと毎時約70ミリシーベルトを確認したタンク2基の周辺。それぞれ、毎時約1800ミリシーベルト、毎時約220ミリシーベルトとさらに高線量が確認された。
東電によると、高線量が計測されたのは、鋼板をボルトでつなぎ合わせた「フランジ式」と呼ばれる簡易製タンク周辺。周辺に水たまりはなく、タンクの水位に目立った変化はない。