15日の「原発ゼロ(=大飯原発4号機停止)」を迎える当たって行われた「9.14さようなら原発大集会」や「もう動かすな原発!福井集会」について、電子版の各紙はたとえば次のように取り上げています。
大江さん「首相のうそ」批判 原発再稼働反対、9000人集会 (東京新聞)
原発ゼロ前に8千人市民集会/「再稼働認めない」 (四国新聞)
原発稼働ゼロずっと続いて 東京で9000人集会 (朝日新聞)
市民ら8千人「再稼働認めぬ」 原発ゼロ前に東京で集会 (北海道新聞)
「もう動かすな原発!」福井で集会 大飯原発4号機定検合わせ(共同通信)
もう動かすな原発!福井集会 (IWJ)
政府や財界と同様に原発の再稼動に熱心な産経新聞は、15日、これを機に反原発の運動が盛り上がることに注目した記事を掲げました。
同紙が反原発運動を取り上げるのは極めて珍しいことです。原発を稼動させなくても電力が賄える上に、危険な原発を稼動させる経済的メリットのないことが明らかになってきたことによる焦りなのでしょう。(^○^)
以下に産経新聞の記事を紹介します。
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原発抗議団体、盛り返す? 大江氏が都内で集会、「祝う会」は15日に
産経新聞 2013年9月15日
毎週金曜日に首相官邸前で開かれている反原発デモは、当初の勢いを失ったものの、今も数百人以上の規模で続いている。経済産業省前の抗議テントも不法占拠から3年目を迎えた。「原発ゼロ」を節目に、これらの団体が勢いづくかも注視される。
「原発いらない」「再稼働反対」。シュプレヒコールが上がる中、デモの通りではバッジや本を売る屋台を構えるなどお祭り的雰囲気もある。反原発デモを主催するのは「首都圏反原発連合」。10以上の団体の集まりだが、代表者はいない。
14日には、ノーベル賞作家の大江健三郎さん(78)らが主催する集会が都内であり、原発に反対する市民らが集まった。
脱原発市民団体「たんぽぽ舎」も15日、都内で原発ゼロの日を祝う集会を開く予定だ。
メンバーの女性(66)は「首相が(福島第1原発の)汚染水はコントロールされていると言っていたが、嘘だ。原発の再稼働を考える前にやることがあるはずだ」と憤る。
経産省前の抗議テントには十数人が常時滞在。関係者は「情報交換の場となっている」と存続を主張するが、国は3月、撤去を求めて東京地裁に提訴した。