25日に、泉田新潟県知事と東電の廣瀬社長が再度会談をすることになりました。
広瀬社長が「新潟県が了解する前に安全審査を申請する考えはない」と表明したことを評価したためと思われます。
知事はこれまで「福島原発の事故を東電はどのように総括しているのか」、「フィルターベントを原子炉と同一の地盤に設置しなくても問題はないのか」などと指摘してきました。
知事がどのように対応するのか注目されます。
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新潟知事と東電社長が再会談へ
NHK NEWS WEB 2013年9月24日
新潟県の柏崎刈羽原子力発電所の運転再開に向け、東京電力の廣瀬社長は25日、新潟県の泉田知事と再会談し、国の安全審査への申請に理解を求めることになりました。
東京電力は柏崎刈羽原発の運転再開に向け、速やかに国の安全審査への申請を行う方針ですが、ことし7月に廣瀬社長が泉田知事と会談した際には、地元が了解する前の申請は認められないなどと反発し物別れとなっていました。
東京電力は、そのあとも申請への理解を求めて再会談を申し入れていて、今月21日には「新潟県が了解する前に安全審査を申請する考えはない」と表明していました。
こうした対応に泉田知事は一定の評価を示し、25日、廣瀬社長が新潟県を訪れて再び会談が行われることになったものです。
国の安全審査への申請を巡って泉田知事は、運転再開を急ぐ東京電力の姿勢を批判していて、なかでも運転再開の前提になっている「フィルターベント」と呼ばれる設備の設置が地元の了解なしに進められていることを問題視しています。
東京電力としては、25日の会談で、現在検討している設備の運用方法や安全対策などを説明することで申請への理解を求めたいとしています。