原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟(原自連)は20日、福島原発事故を決して風化させないために、原発問題に関する独立調査委員会の設置などを求める要請行動を始めるとして、東京都内で記者会見をしました。
会見には福島原発事故の国会事故調査委の元委員長黒川清氏が出席し、「日本の三権分立が機能しているのか。誰かに遠慮しているのではないのか。これは国の信用の問題だ」と語りました。
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独立調査委の設置を 原自連「原発事故風化させない」
しんぶん赤旗 2019年12月21日
原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟(原自連、会長・吉原毅城南信用金庫顧問)は20日、原発問題に関する独立調査委員会の設置などを求める要請行動を始めるとして東京都内で記者会見をしました。会見には、東京電力福島第1原発事故の国会事故調査委員会の元委員長黒川清氏が出席しました。
2011年に設置された国会事故調は、12年7月にまとめた報告書で七つの提言を行いました。その一つが、国会に事故原因の究明などについて調査審議する、第三者機関を設置し、活用することでした。原自連は「福島原発事故を決して『風化』させないためにも調査委の設置が必要」としています。
原自連は今月中に、国会に原発事故に関する独立調査委の設置、現在国立国会図書館に保存され公開されていない国会事故調の調査資料の保存や公開のルール作りなどを求める要請を各党国会議員にはじめます。
黒川氏は「(日本の)三権分立が機能しているのか。誰かに遠慮しているのではないのか。これは国の信用の問題だ」と語りました。