2013年11月13日水曜日

福島原発事故 児童の甲状腺がん、7人増え25人に +

 福島原発事故による放射線の影響を調べている福島県の県民健康管理調査で、甲状腺がんと診断が「確定」した児童は、前回8月の18人から7人増え25人になりました。
 同じく「がんの疑い」は前回の25人から33人になりました。
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 委員会や国は、がんやがんの疑いの比率が対象児童の0.03%以内なので問題がないという言い方をしていますが、0.03%といえば対象100万人当たり300人ということです。これまでは児童の甲状腺がんの罹患率は通常100万人あたり1~2人といわれてきましたので、桁外れに増大しているということになります。
 
 因みに受診児童数当たりのがん発症者数を、100万人当たりに換算して示すと下記のようになります。

 
福島児童 甲状腺がん 検査結果 累計数 (H25 8月)   (単位:人) 
受診児童数
がん確定数
がん疑い者数
(確定+疑い)数
213,366
25
33
58
100万人当たり換算
117
155
272
 
 
 
(関連記事)
    8月21日 「福島児童のがん確定数は18人に (平成25年度)」
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甲状腺がん、7人増え25人に 福島原発事故の影響調査
東京新聞 2013年11月12日 
 東京電力福島第1原発事故による放射線の影響を調べている福島県の「県民健康管理調査」検討委員会が12日、福島市で開かれ、甲状腺がんと診断が「確定」した子どもは、前回8月の18人から7人増え、25人になったと報告された。「がんの疑い」は33人(前回は25人)。
 
 また、原発事故が起きた2011年3月11日から4カ月間の外部被ばく線量の内訳を公表した。「確定」と「疑い」に、手術の結果「良性」と判明した1人を含む計59人のうち、外部被ばく線量の調査に回答したのは21人。(共同)