福島原発の放射能汚染水流出問題で、東電は17日、同原発1号機と2号機の取水口の間に掘った観測用井戸で同日採取した地下水から、ベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり2100ベクレル検出されたと発表しました。
これは14日の測定値に比べて27倍超に増加しています。
ベータ線の線源はストロンチウム90などですが、その場合の放流規制値は1リットル当たり30ベクレルなので、規制値の70倍の濃度に相当します。
汚染水海洋流出の問題は解決に向うどころか、より悪化しているというのが実情です。
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海近くで放射能濃度27倍に=福島第1地下水、3日前に比べ-東電
時事通信 2013年11月18日
東京電力福島第1原発で放射能汚染水が海に流出している問題で、東電は17日、同原発1号機と2号機の取水口の間に掘った観測用井戸で同日採取した地下水から、ストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり2100ベクレル検出されたと発表した。前回採取した14日の値は同76ベクレルで、27倍超に上昇した。