19日、福島原発4号機核燃料プールの燃料22体をプール内で輸送容器(キャスク)に入れる作業を終えました。すべて未使用燃料で、作業を開始した18日の4体に加え、新たに18体を収納しました。
2日目までは順調に進んでいます。
(註) 未使用燃料の取出しから始めたのは、万一の事故で核燃料が空中に露出した場合の放射線量(燃料表面ベース)が、使用済みの核燃料の場合は10万ベクレル~2万ベクレル(時間当たり 以下同)もありますが、未使用燃料は2、3ミリシーベルトでそれほどの危険性がないために、まず未使用燃料を取り出すことで取り出し作業に習熟しようという意味です。(この件に関しては、11月16日「福島原発4号機 核燃料取り出しは18日に開始」 http://yuzawagenpatu.blogspot.jp/2013/11/blog-post_16.html 参照)
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核燃料22体、輸送容器に収納 福島第1原発4号機
東京新聞 2013年11月20日
東京電力は19日、福島第1原発4号機使用済み核燃料プールの燃料22体をプール内で輸送容器(キャスク)に入れる作業を終えた。容器に収納したのはすべて未使用燃料で、取り出し作業を開始した18日の4体に加え、新たに18体を収納した。
19日の作業は午前9時に始まり、午後6時28分に終了。東電は20日以降、燃料が入った輸送容器をプールから引き上げ建屋内で除染し、その後、トレーラーで約100メートル離れた共用プール建屋に運び込む。東電は輸送容器の移送時期について「核物質防護上、答えられない」としている。 (共同)