2019年6月13日木曜日

13- 福島・浪江町(山側)、葛尾村などの放射線量はまだ高い

 東京新聞が、山間部の浪江町赤宇木や津島地区、葛尾村の北東部などの空間線量を実測したところ、まだ2~7マイクロシーベルト/時 程度ありました。
 因みに正常値は0.05マイクロシーベルト/時 前後です。
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福島・浪江町(山側)葛尾村の放射線量 −本紙が実走して測定−
東京新聞 2019年06月12日
 東京電力福島第一原発事故では、飯舘村をはじめ北西方向が高濃度に汚染された。山間部の浪江町赤宇木(あこうぎ)や津島地区、葛尾村の北東部は事故から8年たった現在も、帰還困難区域とされている。 
 
 葛尾村では2016年6月に大半の地域で避難指示が解除された。村の中央を十文字に走る県道沿いに民家が多く、毎時0.3マイクロシーベルトを下回る地点がほどんどだった。0.2マイクロシーベルトを下回る地点も多かった。 
 ただし、北東部に残る帰還困難区域の周辺は別だった。国道114号から葛尾村に通じる県道50号は、浪江町内は5マイクロシーベルト前後あり、最高値は6.6マイクロシーベルト。村に入った辺りで4マイクロシーベルト前後あり、進むにしたがって徐々に線量が下がった。 
 
 許可を取り、国道114号北側の浪江町赤宇木のほか、津島、南津島の各地区も調べた。ほとんど手つかずの状態だけあって、国道から少し入ればすぐ2マイクロシーベルトを超えた。のどかな山村の風景が広がっていたが、特に赤宇木では4マイクロシーベルト超の地点も多く、厳しい状況を突き付けた。(山川剛史)