京都府の西脇隆俊知事は5日、原田義昭原子力防災担当相と東京都内で面会し、関電の大飯原発・高浜原発で重大事故が起きた場合に、避難に使う車両や除染に必要な資機材を十分に確保するよう要望書を手渡しました。
重大事故が起きた場合の避難道路の整備も課題になっています。
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原発事故時の避難体制強化を要望 福井の大飯、高浜巡り京都府知事
共同通信 2019/6/5 17:32
京都府の西脇隆俊知事は5日、原田義昭原子力防災担当相と東京都内で面会し、隣接する福井県にある関西電力の大飯原発や高浜原発で重大事故が起きた際の避難体制の強化を求める要望書を手渡した。両原発それぞれで緊急時の避難対象となる半径30キロ圏に、京都府の複数の自治体が入っており、避難道路の整備などが課題となっている。
要望書では、事故や災害が起きた場合に避難に使う車両や除染に必要な資機材を十分に確保するよう求めた。西脇知事は「緊急時には孤立する地域が出るかもしれない。避難手段や人員など体制を確立してほしい」と述べた。