東京新聞がテロ対策施設の完成期限を報じました。
それによると、九電川内1,2号、関電高浜1,2号、関電 高浜3,4号、関電大飯3,4号、関電美浜 3号、四電伊方3号などが軒並み期限よりも完成が1年ないしそれ以上遅れる見込みです。
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テロ対策遅れで川内1号機停止へ 各地の原発、波及の可能性
東京新聞 2019年6月15日
九州電力の川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)が来年三月に運転を停止するのが確実となった。テロ対策施設「特定重大事故等対処施設」の建設が遅れ、完成が期限に間に合わないためで、特重施設の完成遅れによる原発の稼働停止は全国初となる。川内2号機も来年五月に停止し、全国で二例目になるのは確実。
川内1、2号機に続き、来年八月に期限を迎える関西電力高浜原発3号機(福井県高浜町)なども相次いで運転停止を迫られる可能性が高まっている。電力各社は稼働停止の期間短縮を目指し、工程見直しなどで完成を急ぐ方針だが、先行きは不透明だ。
原子力規制委員会は今月十二日、特重施設が期限日の約一週間前までに完成していない原発については、電力会社に運転停止命令を出す方針を決めた。川内1号機の期限は来年三月十七日、2号機は来年五月二十一日で、九電関係者は「特重施設の完成が期限に間に合わず、稼働を停止するのは確実だ」と明らかにした。
川内1、2号機が停止しても火力発電などで代替できるため、電力供給自体は支障が出ない見通し。九電は1、2号機が停止した場合、全てを液化天然ガス(LNG)火力発電で代替すると毎月八十億円のコスト増となると試算し、業績に冷水を浴びせそうだ。
九電は川内1、2号機とも運転停止期間が約一年間になると見込んでおり、工事期間の短縮により、停止期間をできるだけ短くしたい考えだ。
九電を巡っては玄海原発3、4号機(佐賀県玄海町)についても、特重施設の完成が二〇二二年中の設置期限に間に合わず、運転を停止する可能性がある。
テロ対策施設の設置期限と現状
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電力
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原 発
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設 置 期 限
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4月時点での超過見通し
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九電
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川内1,2号
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1号機 20年3月17日
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約 1年
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2号機 20年5月21日
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約 1年
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関電
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高浜1,2号
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21年6月9日
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約2.5年
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関電
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高浜3,4号
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3号機 20年8月3日
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約 1年
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4号機 20年10月8日
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約 1年
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関電
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大飯3,4号
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22年8月24日
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約 1年
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関電
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美浜 3号
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21年10月25日
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約 1.5年
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四電
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伊方 3号
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21年 3月22日
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約 1年
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九電
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玄海3,4号
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3号機 22年8月24日
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不明
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4号機 22年 9月13日
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不明
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原電
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東海第2
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23年10月17日
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不明
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