反原発団体「さよなら原発!佐賀連絡会」は11日、玄海原発3、4号機のテロ対策施設の審議が不十分として、原子力安全対策等特別委員会を開くことを求める要望書を提出しました。
「特定重大事故等対処施設」の「建物が大型航空機突入に耐えるものになっていない」などと指摘しています。
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反原発団体、原子力特別委員会の開催要望「テロ対策施設の審議不十分」
佐賀新聞 2019年6月12日
反原発団体「さよなら原発!佐賀連絡会」(豊島耕一代表)が11日、九州電力玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)に建設される予定のテロ対策施設の審議が不十分として、(佐賀)県議会の有明玄海・原子力安全対策等特別委員会を開くことを求める要望書を提出した。
団体は、4日の県原子力安全専門部会で審議された内容について、原子力規制庁の審査書の重要な部分が白抜きになっていた点などを指摘し「単なる通過儀礼と言われても仕方がない」とした。その上で玄海原発のテロ対策施設「特定重大事故等対処施設」に関し「建物の頑健さが要求される大型航空機突入の対策にはなっていない」と不十分さを訴え、特別委を開いて審議する必要性を強調した。
豊島代表は「専門部会は1日だけの審議。きちんと審査をしたかt5も疑わしい」と述べ、特別委での慎重な審議を求めた。11日に開会した定例県議会の会期中にはこの特別委の開催は予定されておらず、議会事務局の篠田博幸参事は「理事会で協議することになる」と答えた。