韓国のハンビッ原発1号機で5月10 日、制御棒の性能の試験中に熱出力が制限値の5%を超えてごく短時間で約18%まで上昇した事故は、担当者が核分裂進行の計算を間違え、制御棒を過剰に引き出したことが原因だったとする中間調査結果を発表しました。
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原発トラブルは「人災」、韓国 熱出力急騰、担当者が計算ミス
共同通信 2019/6/24 18:57
【ソウル共同】韓国の原発で原子炉の熱出力が制限値を超えて急騰した問題で、韓国原子力安全委員会は24日、担当者が核分裂の進み具合の計算を間違え、原子炉の出力を調整する制御棒を大幅に引き出したことが原因だったとする中間調査結果を発表した。韓国メディアは「人災」と管理体制を批判している。
トラブルは南西部の全羅南道・霊光にあるハンビッ原発1号機で5月10日に発生。制御棒の性能の試験中に熱出力が制限値の5%を超えてごく短時間で約18%まで上昇した。制限値を超えた場合即時停止すると運営指針では定めているが、運営会社の韓国水力原子力(韓水原)は緊急停止しなかった。