昨年10月の台風19号で除染廃棄物を収める大型土のう90袋が流出した問題で、福島県内12カ所の仮置き場の流出対策が5月29日までに全て完了しました。
環境省が9日発表しました。
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台風で除染廃棄物流出 福島の仮置き場12ヵ所対策完了
河北新報 2020年06月10日
環境省は9日、昨年10月の台風19号で東京電力福島第1原発事故の除染廃棄物を収める大型土のう(フレコンバッグ)が流出した問題で、その後の調査で同様の危険性が判明した福島県内12カ所の仮置き場の流出対策が5月29日までに全て完了したと発表した。
12カ所の内訳は川内村4カ所、いわき、二本松、伊達3市各2カ所、川俣、浪江両町各1カ所。今年2月末時点で可燃物4万4271袋、不燃物6万1514袋を保管し、大雨による浸水や斜面崩壊によって流出する恐れがあった。
環境省と地元自治体が3~5月、土のうを中間貯蔵施設(福島県双葉町、大熊町)に搬出したり、柵を設置したりした。今後も目視で点検し、大雨が予想される場合は土のうの固定といった措置を講じる方針。
台風19号の豪雨では、県内の仮置き場4カ所から土のう計90袋が流出した。