2020年6月12日金曜日

柏崎原発 初の冬季避難訓練を実施へ

 新潟県は10日、本年度の柏崎刈羽原発の事故を想定した避難訓練の計画を発表しました。
 本年度は初めて冬季の避難訓練を行うほか、住民参加型の大規模な実動訓練10月)スクリーニング訓練や船舶使用に関する訓練など6~8月)を行い、一連の訓練を通して、新型ウイルスが流行する中で原発事故が起きた際の避難指針を踏まえた避難の在り方も検討します。

 大雪時の避難の困難さは容易に想像できるところで、下記の記事が本ブログ「人気の記事」の第1位(アタック数3400余)となっています。
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柏崎原発 初の冬季避難訓練を実施へ 県が本年度計画 「密」回避も検証
新潟日報 2020/06/11
 新潟県は10日、本年度実施する、東京電力柏崎刈羽原発の事故を想定した避難訓練の計画を発表した。課題別の訓練として、初めて冬季の避難訓練を行う。昨年秋に行った、住民参加型の大規模な実動訓練も10月に予定しており、新型コロナウイルスの感染防止を踏まえ、「密」を避けた避難の在り方を検証する方針だ。

 冬季の避難を巡っては、原発が立地する柏崎市の桜井雅浩市長から積雪などで避難道路の通行が困難になるとの指摘が出ている。冬季訓練では、積雪時の住民避難を想定し、悪天候時の対応能力の向上を図る。時期や場所は調整している。
 住民避難を伴う実動訓練は昨年秋に5年ぶりに行われ、2年連続となる。大規模な「総合訓練」では10月20日に本部運営、24日に住民避難の訓練をそれぞれ行う予定。昨年の訓練よりも深刻な事故想定や、参加人数の増加、避難方面の追加などを検討している。
 課題別訓練は冬季訓練の他に、放射性物質の付着を調べるスクリーニング訓練や、船舶使用に関する訓練などを6~8月に行う

 一連の訓練を通して、内閣府がまとめた、新型ウイルスが流行する中で原発事故が起きた際の避難指針を踏まえた避難の在り方も検討する方向だ。花角英世知事は10日の定例会見で「ウイルスという新しいファクターをどう織り込むかを議論し、検証することはあり得る」との認識を示した。