市民団体「関電の原発マネー不正還流を告発する会」は9日、八木誠前会長、岩根茂樹前社長、森詳介元相談役の3人に対する業務上横領や会社法違反(特別背任)容疑の告発状を大阪地検に提出しました
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関電補填問題で告発状提出 市民団体、前会長ら対象
共同通信 2020/6/9
関西電力が福井県高浜町の元助役森山栄治氏(故人)から金品を受領した元副社長の税負担分や、東日本大震災後の赤字でカットした役員報酬を補填した問題で、市民団体「関電の原発マネー不正還流を告発する会」は9日、八木誠前会長、岩根茂樹前社長、森詳介元相談役の3人に対する業務上横領や会社法違反(特別背任)容疑の告発状を大阪地検に提出した。
税負担については3人が告発対象で、受領した金品に関する豊松秀己元副社長ら4人の追加納税分を関電が負担する方針を決め、2019年7~10月、豊松氏に計120万円を支払い横領した疑い。
役員報酬では八木氏と森氏の2人が告発対象。
大阪市長「関電は提訴すべきだ」 金品受領問題を巡り
共同通信 2020/6/9
関西電力の金品受領問題を巡り、同社の調査委員会が八木誠前会長ら5人の注意義務違反による計約13億円の損害を認定したことを受け、筆頭株主である大阪市の松井一郎市長は9日、「ユーザー目線で隠蔽体質にメスが入った。関電は(前会長らを)提訴すべきだ」と記者団に述べた。
関電は17日までに、調査委の報告書に基づき損害賠償請求訴訟を起こすかどうかを判断する。松井氏は市が検討している株主代表訴訟について「現在も内容を協議している。関電の判断も参考にして考えたい」と話した。