2020年12月10日木曜日

大飯判決 今後の原発審査に「影響しない」 規制委員長

  原子力規制委の更田委員長は9日の記者会見で、大飯原発3、4号機の設置許可を取り消した4日の大阪地裁判決に関し「規制委の審査に何ら過誤も欠落もなかった」と強調しました。

 共同の記事だけでは詳細は分かりませんが、一体判決を否定できるどんな根拠を持っているのか注目されます。
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今後の原発審査に「影響しない」 大飯判決を巡り、規制委員長
                             共同通信 2020/12/9
 原子力規制委員会の更田豊志委員長は9日の記者会見で、関西電力大飯原発3、4号機(福井県)の設置許可を取り消した4日の大阪地裁判決に関し「規制委の審査に何ら過誤も欠落もなかった」と改めて強調、今後の原発審査には「影響しない」との認識を示した。
 判決は、想定する地震規模の算出に用いる計算式の基となる地震データには、平均値から外れた「ばらつき」があるため、ばらつきの考慮や、式で求めた数値への上乗せを検討するべきだったと指摘した。
 この点に関し、更田氏は「結果に上乗せするのは一般的でない」と述べ、審査全体を通じて十分に考慮したと説明した。