「脱原発をめざす首長会議」の三上元氏らは25日、女川原発2号機再稼働への地元同意を撤回するよう宮城県幹部に申し入れました。
村井知事宛ての書面で「事故時の実効性ある避難計画の策定がなく、確認もされていない」と指摘しました。県幹部は「実効性を高めるのは国だ」と応じましたが、そういう問題ではありません。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
女川原発の再稼働同意、撤回を 首長会議、宮城県知事に申し入れ
共同通信 2020/12/25
東北電力女川原発2号機(宮城県)の再稼働を巡り、全国の市区町村長やその経験者でつくる「脱原発をめざす首長会議」は25日、宮城県庁で、村井嘉浩知事が表明した再稼働への地元同意を撤回するよう、県幹部に申し入れた。
共同世話人で静岡県湖西市の三上元・元市長ら9人が村井氏宛ての書面を手渡した。書面は「事故時の実効性ある避難計画の策定がなく、確認もされていない」と指摘。県幹部は「実効性を高めるのは国だ」と応じた。
三上氏は手渡し後、報道陣に「知事の判断は拙速だ。県民の意見を聞いていないのではないか」と強調した。
東北電は2022年度以降の再稼働を目指している。