2020年12月11日金曜日

平沢復興相 風化や風評に全力対応と 福島島市内で講演

平沢復興相が福島市内で講演 風化や風評に全力対応誓う
                        河北新報 2020年12月10日
 平沢勝栄復興相は9日、福島市内で講演し、東京電力福島第1原発事故からの福島県の復興に関し「県民に寄り添った形で全力で取り組む。風化と風評という『二つの風』に負けないように、しっかり頑張らなければいけない」と述べた。
 福島商工会議所が開いた懇話会に講師として出席した。高校まで県内で過ごした自身の経歴に触れ「県選出の国会議員と思ってこき使ってほしい。(復興相として)福島関係の仕事ができてうれしい」と語った。
 県産食品に対する風評被害を巡っては、輸入規制を継続する中国の王毅国務委員兼外相が11月に来日した際に「科学的に問題ないのに規制するのはおかしい」と直接伝えたことを明らかにした。王氏側の反応については明言を避けた。

 平沢氏は9日、講演に先立ち福島県南相馬市や同県浪江町、同県飯舘村を訪れ、除染土を農地造成に再生利用する実証事業の現場などを視察した