2023年8月2日水曜日

アルプス処理水の処分 円卓会議に国と東電はまた欠席

 福島大学の学識経験者などによって立ち上げられた福島第一原発のアルプス処理水の処分方法を幅広い立場で議論する「円卓会議」の2回目の会合が1日に開かれましたが、前回同様、国と東電は参加しませんでした。福島県漁連からは「東電の過去の姿勢が不信感を抱かせる」といった意見が出されました。
 次回の会議は、8月21日に開催される予定です。
           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【処理水 福島の葛藤】
「東京電力の過去の姿勢が不信感抱かせる」廃炉や処理水議論「円卓会議」意見相次ぐ
                          テレビユー福島 2023/8/1
東京電力福島第一原発の処理水の処分方法を幅広い立場で議論する「円卓会議」の2回目の会合が開かれ、県漁連からは「東電の過去の姿勢が不信感を抱かせる」といった意見が出ました。
この円卓会議は、福島第一原発の処理水の処分方法や廃炉について幅広い立場で議論しようと、福島大学の学識経験者などによって立ち上げられたものです。
2回目の会合には、県内外からおよそ70人が集まりましたが、前回同様、国と東電は参加しませんでした
県漁連・柳内孝之理事「(東京電力)不都合なところを隠そうというのがあまりにも大きく出すぎている
県漁連の柳内理事は、東電の過去の姿勢が、より不信感や疑念を抱かせる逆効果になっていると意見を述べました。
次回の会議は、8月21日に開催される予定です。

▼処理水 福島の葛藤

処理水の海洋放出に向け、準備が大詰めを迎えていますが、関係者の理解や風評への懸念など、課題は残ったままです。TUFでは、処理水をめぐる課題や現状をシリーズでお伝えしています。