2026年3月2日月曜日

東電が初めて再生可能エネルギーの出力制御…原発1基分、好天で太陽光発電が増加・暖房需要は低下

 東京電力ホールディングスは1日、管内で初めてとなる再生可能エネルギーの出力制御を実施しました。好天による気温の上昇で、太陽光の発電量が増加した一方、暖房需要が低下した。

 出力制御は、太陽光と風力の電源を運営する主な発電事業者に指示し、1日午前11時から午後4時に実施しました。制御した出力は、最大で原発1基分を上回る184万キロ・ワット(速報値)となりました。日曜日で、企業活動による電力需要が小さかったことも影響しました。
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東電が初めて再生可能エネルギーの出力制御…原発1基分、好天で太陽光発電が増加・暖房需要は低下
                       読売新聞オンライン 2026/3/1
 東京電力ホールディングスは1日、管内で初めてとなる再生可能エネルギーの出力制御を実施した。好天による気温の上昇で、太陽光の発電量が増加した一方、暖房需要が低下した。
 出力制御は、太陽光と風力の電源を運営する主な発電事業者に指示し、1日午前11時から午後4時に実施した。制御した出力は、最大で原発1基分を上回る184万キロ・ワット(速報値)となった。日曜日で、企業活動による電力需要が小さかったことも影響した。
 東電によると、春は日射量が多い反面、暖房需要が低くなる。想定を上回る気温上昇が続けば、今後も週末を中心に出力制御の可能性がある。対象は出力制御を容認している大手の事業者で、太陽光発電による売電収入を得ている個人への影響はないとしている。
 国内での出力制御は、2018年に離島以外で初めて九州電力管内で行われて以降、東電を除く全てのエリアで実施された。


東京電力、初の再エネ出力制御 大停電恐れで、全国に実績拡大
                              共同通信 2026/3/1
再生可能エネルギー 出力制御の仕組み











 東京電力ホールディングスの送配電会社、東京電力パワーグリッド(PG)は1日、太陽光など再生可能エネルギーの発電事業者に一時的に発電抑制を求める「出力制御」を初めて実施したと発表した。制御の実績が電力全10社の管内に広がった。出力制御が増えれば売り上げ減少で再エネ発電事業者の経営に影響が出かねず、政府や電力大手による対策が急務となっている。
 電力は発電量と消費量のバランスが崩れると大規模停電に陥る恐れがある。1日は日曜で大量の電気を使う工場などの稼働が少ない上、太陽光発電に適した晴天で発電量が増える状況にあった。東電PGの担当者は「想定よりも需要が伸びなかった」と説明した。
 管内の再エネ事業者を対象に1日午前11時~午後4時に出力制御を実施し、制御量は3万~118万キロワットの見通しだ。
 出力制御は九州電力が2018年に初めて実施し、その後、大手電力各社で行われた。需要に占める太陽光と風力発電の割合は年々増加傾向にある。原発の再稼働が進んだことや、節電で電力需要が減ったことも背景にある。