九電は13日、玄海原発2号機の廃炉を取締役会で正式に決めました。50万KW 級では巨額の安全対策費を掛けると採算が合わないとの判断からです。電力が廃炉を決める判断基準は全て採算ベースです。
新規制基準の導入以降、これで7原発10 基の廃炉となりました。
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玄海原発2号機の廃炉決定 九電、取締役会で
佐賀新聞 2019年2月13日
九州電力は13日、玄海原発2号機(佐賀県玄海町、出力55万9千キロワット)の廃炉を取締役会で正式に決めたと明らかにした。同日午後、池辺和弘社長らが立地自治体の佐賀県や玄海町を訪ねて報告する。
九電は、2号機の再稼働には巨額の安全対策費を要し、採算が合わないと判断。テロ対策施設の建設に必要な土地を確保できないことも考慮した。
玄海原発は計4基で構成。2号機と同じ出力で老朽化した1号機の廃炉を2015年に決めた。出力が約2倍の3、4号機は18年に再稼働している。
原子力規制委員会の新規制基準の導入以降、これまでに7原発10基の商業用原発の廃炉が決まっている。