2019年2月17日日曜日

女川住民投票条例案 県議アンケート 賛成21、反対12、回答せず25

 東北電力女川原発2号機の再稼働の是非を問う住民投票条例案制定で、河北新報社宮城県議全58人を対象にアンケートを実施したところ、15時点で21人が賛成、12人が反対で、賛否を示さなかった県議は25でした。
 賛否不明者が25人いるものの、賛成が反対をダブルスコアで上回ったのには大いに勇気づけられます。
 原発(再)稼働の是非を問う住民投票条例案制定については、これまで全国で5件、都議会、県議会等に提案されましたがことごとく否決されました。
 もしも宮城県議会で成立すれば極めて画期的なこととなります。
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<女川原発再稼働> 是非問う住民投票条例案、宮城県議全員アンケート 
          賛成21人、反対12人、25人態度示さず
   河北新報 2019年2月16日
 東北電力女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)の再稼働の是非を問う住民投票条例案制定で、河北新報社は宮城県議全58人を対象にアンケートを実施した。15日時点で21人が賛成、12人が反対の姿勢を示した。態度を示さなかった県議は25人だった。
 「賛成」「どちらかと言えば賛成」を選択したのは21人(36.2%)、「反対」「どちらかと言えば反対」は12人(20.6%)で、賛否とも過半数に届いていない。
 会派別では、最大会派の自民党・県民会議が反対9人、どちらかと言えば反対2人、その他18人、無回答3人。旧民進党系会派のみやぎ県民の声、共産党県議団、社民党県議団、無所属の会の21人は賛成。公明党の4人はその他、21世紀クラブの1人は反対だった。
 原発から5キロ圏内の予防的防護措置区域(PAZ)、30キロ圏内の緊急防護措置区域(UPZ)の7市町に選挙区がある議員12人は賛成5人、反対1人、その他3人、無回答3人だった。
 賛成は「11万人の署名を重く受け止める」(県民・坂下賢氏)など直接請求を尊重する理由が多く、「県民が意思表示をする場が必要だ」(共産・内藤隆司氏)との意見もあった。
 反対は「議員が重い責任と覚悟で対応すべきだ」(自民・相沢光哉氏)と議会制民主主義を重視する考えや、「二者択一のテーマではない」(21世紀クラブ・吉川寛康氏)などの声が上がった。
 村井嘉浩知事は21日、県議会2月定例会に条例案を提出する。同日の代表質問、22~28日にある一般質問などで質疑が交わされる見通し。
 
[調査の方法]県議全58人を対象に4~14日、面談で回答を得た。住民投票条例案について、賛成、どちらかと言えば賛成、どちらかと言えば反対、反対、その他の選択肢を示し、理由を尋ねた。