日本原電は東海第二原発の再稼働を決め、村松社長が茨城県庁を訪れて知事にその方針を伝えました。
それに対して大井川和彦・茨城県知事は、「県独自の原子力安全対策委員会が検討を続けているなかでの再稼働の表明は、若干、不快感を感じざるを得ない」と述べました。
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東海第二原発「再稼働」表明、茨城県知事は「不快感」
TBSニュース 2019年2月22日
「首都圏唯一の原発」、茨城県東海村の東海第二原発について、日本原子力発電の社長が茨城県庁を訪れ、知事に対して「再稼働」する方針を伝えました。
「東海第二の再稼働につきまして、目指してまいりたい」(日本原子力発電 村松 衛 社長)
「県の独自の原子力安全対策委員会は引き続き検討を続けてるわけで、その結論を得ない段階で、企業として再稼働を目指すという表明をすることについて、我々としては若干、不快感を感じざるを得ない」(大井川和彦 茨城県知事)
東海第二原発をめぐっては、去年11月に原子力規制委員会が最長20年の運転延長を認めましたが、実際に再稼働するには立地する東海村だけでなく、周辺の5つの自治体の「事前了解」が必要です。
原電社長は、続いて訪れた東海村の山田村長からも住民の意向を把握するには「まだまだ先が長い」と指摘されていて、再稼働は難航するものとみられます。(22日11:30)