福島県内の汚染土を、南相馬市の常磐自動車道の盛り土に使う環境省の計画について、工事予定地の羽倉行政区の役員会は、全員一致で反対を決めました。
区長は「(風評被害などで)孫の代まで苦しめることになる」と述べました。
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汚染土利用反対で地元一致、福島 南相馬の常磐道工事計画
共同通信 2019/2/3
東京電力福島第1原発事故に伴い福島県内の除染で出た汚染土を、同県南相馬市の常磐自動車道の盛り土に使う環境省の計画について、工事予定地の羽倉行政区が3日に緊急役員会を開き、全員一致で反対を決めた。相良繁広区長は「(風評被害などで)孫の代まで苦しめることになる」と述べた。
役員会には行政区の班長ら11人が出席。「羽倉で安全を確かめたとされれば(汚染土の利用は)他の地域にも広がる」「環境省は都合のいい数字しか使わないので心配だ」などと懸念の声が上がった。今後、近隣の行政区に協力を求め、署名集めなどの反対運動を展開することも決めた。