2019年2月16日土曜日

16- 泊停止7年、緩む現場 北電への不信広がる

 北電泊原発ではこの数ヶ月、さまざまな安全管理上のトラブルが相次いでいますその背景には2012年53停止してから7年近く経過する中、「現場の緊張感や危機対応への想像力が低下している」などの指摘があります。
 北電泊原発の再稼働を目指すなか、道民の不安と不信感は募っています
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泊停止7年、緩む現場 北電への不信広がる 安全管理トラブル続発
北海道新聞 2019年2月15日
 北海道電力泊原発(後志管内泊村)でここ数カ月、非常用発電機の接続不良の放置や、消火設備の凍結による一部損傷など、安全管理上のトラブルが相次いでいる。背景として、2012年5月の全3基停止から7年近く経過する中、「現場の緊張感や危機対応への想像力が低下している」などの指摘が専門家のほか、北電内部でも上がっている。北電は泊原発の再稼働を目指すが、道民の不安と不信感は募るばかりだ。
 
 「現場の緩みがここまで来たか」。電力事業を所管する経済産業省幹部は、このところ続く泊原発の問題に危機感をあらわにする。
 9日、北電が公表した泊原発の消火設備の損傷は、1、2号機の各消火栓に水を送る給排水処理建屋のポンプ室で発生。室内の暖房が不具合で停止中に、8日以降の記録的寒波で凍結したためとみられる。担当者は、周囲の別の暖房で補えるなどと判断し、事前に予想された寒波への特段の対応をとらなかったという。
 また、昨年11月には、非常用発電機の制御盤で端子が外れた状態が9年間も放置されてきたことが判明した。今年1月には、原子力規制庁のシステムに放射線量などのデータを送る作業を北電の担当者が失念し、3時間近く遅れるなど、初歩的なミスが目立つ
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