柏崎刈羽原発6号機を30年超運転するためには原子力規制委の認可が必要です。その申請書類に90か所の不備や誤った記載があったことが分かりました。
認可制度が昨年変わった後東電にとって初めての申請でした。東電によると、社員が分担して申請書を作成したが、審査基準や他原発での認可実績を確認したり、反映させたりする手順が決まっていなかったこと、また認可制度の変更後も、記載方法は変更がないとの思い込みがあり、多数の誤りが生じたということです。
東電は審査基準に影響を及ぼす24カ所のほか誤記など計90カ所を修正しましたが、他に9カ所の追記などを検討しています。
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【東京電力】柏崎刈羽原発6号機 運転開始から11月で30年も…申請書類に90か所の不備や誤記載「原因は理解不足」
NST新潟総合テレビ 2026/4/9
30年を超えて運転するためには原子力規制委員会の認可が必要ですが、その申請書類に90か所の不備や誤った記載があったことが分かりました。
東京電力は審査基準の理解不足などが原因としていますが、6号機の営業運転再開を控える中、その信頼性に再び疑問符がついています。
30年超運転の記載誤り、社内の「理解不足」が原因 東電が釈明
朝日新聞 2026/4/8
柏崎刈羽原発(新潟県)6号機の30年超運転に必要な認可の申請書に多数の誤りがあった問題で、東京電力は7日、原子力規制庁に対し、社内で審査基準に対する「理解不足」があったと釈明した。同日開かれた審査会合で、東電が報告した。
6号機は今年11月に営業運転開始から30年になる。運転を続けるためには、原子力規制委員会から今後10年間の長期施設管理計画の認可を受ける必要がある。
6号機は、30年超運転の認可制度が昨年変わった後、東電にとって初めての申請だった。東電によると、社員が分担して申請書を作成したが、審査基準や他原発での認可実績を確認したり、反映させたりする手順が決まっていなかった。また、認可制度の変更後も、記載方法は変更がないとの思い込みがあり、多数の誤りが生じたという。
東電は、審査基準に影響を及ぼす24カ所のほか誤記など計90カ所を修正した。他に9カ所の追記などを検討している。
柏崎刈羽原発の菊川浩ユニット所長は「態勢に弱さがあった。これまでの経験値で対応できるという見込みの甘さが多少あった」と語った。
東電は昨年12月に申請書を提出したが、今年2月、多数の誤りがあることが判明。規制庁は東電に記載内容を改めるとともに、原因を報告するよう求めていた。
東電の説明に対し、規制庁の担当者は「やっと審査できる状態になった。(申請内容を)慎重に見ていきたい」と語った。(戸松康雄)