原子力規制委の有識者調査団は、24日、2月に行った北陸電力志賀原発の「S―1断層」や「S―6断層」などの調査の結果について、「現状では活動性なしとは判断できない」として、引き続き追加調査をする方向で検討するということです。
まだ中間の段階とはいえ、規制委から再稼動を否定する方向の発言が出るのは珍しいことです。
最終段階で果たしてどのような結論が出されるのか、注目されます。
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志賀原発活動性なしと判断できず 断層で規制委
東京新聞 2014年3月24日
原子力規制委員会の有識者調査団は24日、2月に現地で調査した北陸電力志賀原発(石川県)の敷地内断層について「地盤をずらす可能性のある断層」(活断層)に当たるかどうかを議論した。島崎邦彦委員長代理は「現状では活動性なしとは判断できない」と指摘。引き続き追加調査などの必要性を検討していく方針を示した。
志賀原発では、1号機原子炉直下を走る「S―1断層」や、1、2号機タービン建屋の直下を走る「S―6断層」など8本の断層が敷地内で確認されている。これらは近くの大規模な断層の活動に伴って動き、地盤をずらす危険性が指摘されている。(共同)