関電の「原発マネー」の動きは、あまりにも浮世離れしていてまるで江戸時代に戻ったかのようです。
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越後屋と悪代官の関係にソックリな元助役と関電!
半歩前へ 2019年10月03日
「越後屋、その方も相当なワルよのう」と言って、ワハハハと笑いながらマイナイ(賂)を懐にしまう悪代官。
こんな場面は時代劇の定番だが、まさか、今の時代に似たことが起きていたとは驚きだ。
「お菓子だと思って受け取ったら、その下に金貨や小判が詰まっていた」ー。原発企業、関電で実際にあった話だ。
しかも、図々しいことに7年間も、8年間も「預かっていた」と居直る始末。
盗っ人を働て、足が付いたら「預かっていた」と言って、それで済むのか?
バカも休み休みに言うがいい。「盗っ人猛々しい」とはこのことだ。
しかも、「億」の単位の現金や小判を受け取っていた男への処分が「厳重注意」だ? こんなバカな話があるのか?
電力会社と関係自治体、関連企業が絡む闇の世界は、甘い蜜にたかる蟻もビックリの「利権の構造」である。
原発マネーをめぐってはこれまでもたびたび「構造汚職」が指摘されて蟻きた。
今回、金銭を渡した側の主役、元助役がこの世にいないので、取材して反論することが出来ない。
「死人に口なし」とばかり元助役にすべての責任をなすり付け、自分たちは「被害者づら」をしている。
話を聞いていると、家庭が支払う電気料金が関電→受注業者→元助役→関電役員の懐へ、と戻って来た形だ。
受領額が最も多いのは常務執行役員の鈴木聡で、現金のほか商品券、米ドル、金貨、小判など計1億2367万円を受け取った。
元副社長の豊松秀己も計1億1057万円を受領した。
昨年9月に下された社内処分がこれだ。
金貨や商品券、スーツなど859万円相当をもらった会長の八木誠と豊松が報酬月額2割を2カ月。
金貨150万円相当を受け取った社長の岩根茂樹は2割を1カ月それぞれ返上。
鈴木は厳重注意にとどめた。
それでもあなたは電気代を払いたいか?