2019年10月8日火曜日

甲状腺検査の不利益も記載 福島、来年度から新案内文

 福島県の「県民健康調査」検討委員会が7日、甲状腺検査の同意を得る際「無害のがんを診断・治療する可能性がある」などと、具体的な不利益も記載した新たな案内文を来年4月から配布する方針を決めました
「無害のがんを診断・治療する可能性がある」とは、一体どういう意味なのでしょうか。もっと具体的に記す必要があるのではないでしょうか(委員会のこれまでの対応から目的は受診者を減らしたいのであろうと思いますが)。
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甲状腺検査の不利益も記載 福島、来年度から新案内文
共同通信 2019/10/7
 東京電力福島第1原発事故の健康影響を調べる福島県の「県民健康調査」検討委員会が7日、福島市で開かれ、甲状腺検査の同意を得る際「無害のがんを診断・治療する可能性がある」などと、具体的な不利益も記載した新たな案内文を配布する方針を決めた。来年4月に始まる5巡目の検査から使用する。
 
 甲状腺検査は2011年度から県内全ての子どもを対象に開始。従来の案内文では不利益に関し「治療の必要のない変化も数多く認めることになる」との表現にとどめていた。検討委の部会で「詳しく書くべきだ」との意見が出たことを受け、見直しを進めていた。