泊原発、雪害想定し訓練 孤立集落で住民救出 30キロ圏外へ避難
北海道新聞 2020/02/13
北海道電力泊原発(後志管内泊村)で厳寒期に重大事故が起きたことを想定した住民避難の実動訓練が13日午前、原発から30キロ圏内の後志管内13町村や周辺地自治体で始まった。今回は初めて雪崩との複合災害を想定し、住民ら約1万人が参加。このうち泊村など7町村の約600人はバスなどで30キロ圏外に避難し、周辺自治体は受け入れ訓練を実施した。
道と、原発5キロ圏内の予防防護措置区域(PAZ)に居住者がいる泊村、共和町を含む計13町村の主催。自衛隊や道警、病院など約400機関が参加した。訓練は、周辺で雪崩が発生する中、泊原発3号機が原子炉を冷却できない「全面緊急事態」に至り、放射性物質が放出された―との想定で進められた。
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