東北電力女川原発2号機の再稼働に反対する宮城県の市民団体らは19日、県の有識者検討会の議論が不十分として、原子炉格納容器の安全対策や放射能汚染のリスク軽減策の再検証などについて村井知事と座長に議論の継続を求めました。
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女川原発2号機の安全性議論継続を 市民団体ら村井知事と検討会に要望
河北新報 2020年02月20日
東北電力女川原発2号機(女川町、石巻市)の再稼働に反対する宮城県内の市民団体と野党系県議のグループは19日、安全性を検証する県の有識者検討会の議論が不十分として、村井嘉浩知事と座長の若林利男東北大名誉教授に議論の継続を求めた。
「女川原発の再稼働を許さない!みやぎアクション」など17団体と県議21人でつくる「脱原発をめざす県議の会」が、検討会事務局の県に要望書を提出した。原子炉格納容器の安全対策や放射能汚染のリスク軽減策の再検証などについて、議論の必要性を指摘した。
県庁で記者会見した市民団体の関係者は、7日に実質的な議論を終えた検討会の在り方を問題視。「(2月中の可能性がある)原子力規制委員会の審査結果の公表に合わせているようだ」と批判した。
県議の会の岸田清実事務局長は「掘り下げた議論がなかった。さらに検討を進めるべきだ」と話した。