2020年2月23日日曜日

フランス最古の原発 運転終了

 フランス電力は22日、稼働する原発のうち最も古い東部フェッセンハイム原発の1号機の運転を終了しました。6月30日に2号機停止共に廃炉とします。
 同原発はドイツやスイスとの国境に近く、これまでに水蒸気漏れなど複数の事故が起きており、独政府が16閉鎖を要求していました
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フランス最古の原発、運転終了 依存率引き下げへ一歩
共同通信 2020/2/22
 【フェッセンハイム共同】フランス電力(EDF)は22日、国内で稼働する原発のうち最も古い東部フェッセンハイム原発の1号機の運転を終了した。6月30日に停止する2号機と共に廃炉となる。国内で商業用原発の稼働終了は1994年以来。現在約70%の原発依存度を50%へ徐々に引き下げる方針のマクロン政権は一歩を踏み出したが、実現は長い道のりだ。
 77年に運転を開始した同原発は、加圧水型軽水炉2基で出力各約90万キロワット。2011年の東京電力福島第1原発事故後は、地震の危険のある立地条件などを不安視する声が強まった。


最古原発、1号機を停止 6月に完全閉鎖 
時事通信 2020年2月22日
 【パリ時事】フランス電力(EDF)は22日、仏東部にある国内最古の原発、フェッセンハイム原発の1号機の運転を停止した。残る2号機も6月末に停止され、廃炉となる。
 同原発は1977年に運転を開始。東京電力福島第1原発事故後に就任したオランド前大統領が閉鎖を公約に掲げていたが、新たな原発の完成が遅れていることを理由に延期されていた。
 同原発はドイツやスイスとの国境に近い。これまでに水蒸気漏れなど複数の事故が起きており、独政府が2016年、仏政府に閉鎖を要求。昨年、仏政府との間で補償に関する合意が得られたとして、EDFが廃炉を発表していた。