2020年2月22日土曜日

22- 大熊・双葉町の中間貯蔵施設公開

「中間貯蔵施設」公開 600万立方メートル搬入、目標の4割に
福島民友 2020/2/21
 環境省は20日、東京電力福島第1原発事故の除染で出た県内の汚染土などを保管する中間貯蔵施設(大熊町、双葉町)を報道陣に公開した。
 県内の仮置き場などから汚染土が運び込まれ、現在は搬入作業がピークを迎えている。2022年3月までに目標とする計1400万立方メートルの搬入がほぼ完了する予定。これまでに約4割の約600万立方メートルが運び込まれた。
 第1原発を囲むように広がる中間貯蔵施設には帰還困難区域を除く県内各地から汚染土が搬入されている。今回公開されたのは大熊町側にある分別施設と貯蔵施設、技術実証フィールドの3カ所。
 広大な敷地内では、1日に延べ約3千台の大型ダンプなどが往来している。汚染土を積んだ大型ダンプが行き交い、重機があちこちで稼働していた。
 政府は汚染土を45年3月までに県外で最終処分する方針だが、処分地のめどは全く立っていない。