15日に宮城県大崎市などの焼却施設で開始した放射性廃棄物の焼却で発生した灰を、16日から大崎市三本木の最終処分場に埋め立てを始めました。
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汚染廃の焼却灰埋め立て開始 大崎・三本木の最終処分場に25トン
河北新報 2020年07月17日
東京電力福島第1原発事故で発生した国の基準(1キログラム当たり8000ベクレル)以下の汚染廃棄物の本焼却事業開始に伴い、大崎地域広域行政事務組合は16日、大崎市三本木の最終処分場で焼却灰の埋め立てを始めた。
同日正午ごろ、涌谷町の東部クリーンセンターで前日に出た焼却灰を積んだトラックが到着。灰に水をかけながら埋め立てスペースへ降ろした。放射性セシウムの吸着剤を敷いた上に重機でならし、土で覆った。
この日は、涌谷町、大崎市古川、岩出山の3焼却施設から合わせて約25トンを運び入れた。
焼却灰は、日曜と年末年始を除く午前8時半~午後1時と午後4~7時に運搬車が運び込む予定。
また、事務組合は15日、処分場の南に位置する三本木伊賀の4水利組合と、処分場から流す水の放射性セシウム濃度などが基準値を超えた場合に放流を停止することや、農産物への風評被害を補償することを定めた協定を結んだ。
水利組合長の1人は「何事も異常が起きないように作業工程を守ってもらう。自分たちが処分場に不定期で立ち入り調査し、監視を続ける」と話した。