2020年7月31日金曜日

31- 福島原発 放射性物質含有処理水 9月にも再浄化試験

 福島原発処理水のなかには、トリチウムの他に含まれてはならない放射性物質が混入したものが約2千トン含まれています(詳細な原因は不明)。
 東電は、それを再処理して除去する再浄化試験を9月から行うということです。
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東電、9月にも処理水再浄化試験 福島第1原発、高濃度の2千トン
共同通信 2020/7/30
 東京電力は30日、福島第1原発で増え続ける放射性物質トリチウムを含む処理水のうち、トリチウム以外の放射性物質も高濃度で含む約2千トンの再浄化試験を9月にも始めると発表した。来年1月ごろまでかけて、トリチウム以外の濃度が国の基準値以下に低減するか確認する。再浄化は2週間ほどで済むが、放射性物質の分析に数カ月かかるという。

 東電は多核種除去設備(ALPS)で汚染水を浄化処理しているが、トリチウムは取り除けず、敷地内のタンクに約120万トンたまっている。このうち約7割には、設備トラブルや吸着材の交換頻度不足のため、ヨウ素129なども基準を超えて残っている。