2020年7月6日月曜日

「見えないはず」の風力発電の風車が見えた!

 飯舘村と東光電気工事共同出資会社「再エネ発電」の風車は、事前の影響評価は隣接する川俣町の上通地区、町役場の両地点からは見えないということでしたが、実際に建てられると見えることが分かりました。
 そのため5月の連休以降工事を一時休止していましたが、飯館村と同社、調査会社は川俣町議会の全員協議会で経緯を説明謝罪し、報告書を修正し工事を再開しました。
 「再エネ発電」9月ごろの運用開始を目指しま
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「見えないはず」...風車見えた! 記載ミスか? 飯舘の発電設備
福島民友 2020年07月03日
 飯舘村と東光電気工事(東京都)が共同出資する「いいたてまでいな再エネ発電」は2日までに、村内で整備を進める風力発電設備の工事を再開した。隣接する川俣町内から「視認できないはずの場所からも風車が見える」との指摘を受け、村側が自主的に工事を一時休止していたが、町への謝罪などを経て再開。村は今後、情報公開を図りながら整備を進める方針だ。

 指摘の発端は、同社が調査会社に依頼した環境アセスメント(影響評価)の報告書だった。報告書では隣接する川俣町の飯坂、峠、上通の各地区と町役場の4地点で行った景観予測の調査を元に、上通地区、町役場の両地点では「(風車は)視認されない」としていたが、風車の建設が進むにつれ、実際には視認できることが判明した。
 この誤りを受け、村などは5月の大型連休以降、工事を一時休止。村と同社、調査会社は町議会の全員協議会で経緯を説明し、謝罪した。
 村によると、報告書の誤りは調査会社の記載ミスが原因とみられ、「視認できる」と修正した報告書も町側に渡し、内容を説明した。
 工事の再開を受け、町の担当者は「今後は町民が不安を感じないよう、真摯(しんし)に対応し、事業を進めていってほしい」と求める。工事は今月中旬ごろ、おおむね完了し、試運転などを経て9月ごろの運用開始を目指すという。
 村の担当者は「(今回の問題で)ご心配とご迷惑をお掛けして申し訳ない。今後、設備が稼働し、騒音や低周波などの問題が起きないよう、定期的に測定を行い、情報公開をしながら真摯に対応していく」と話した。